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エアコンの穴を塞ぐ | 簡単な方法と注意点を解説

2025年08月11日

「エアコンを取り外したら、壁にぽっかりと穴が…」
そんな経験はありませんか?放っておくと虫の侵入、雨水の浸入、室内の冷暖房効率の低下など、思わぬトラブルにつながります。

この記事では、自分でできるエアコンの穴の塞ぎ方や、業者に依頼する際の注意点、賃貸物件での対処法までをわかりやすく解説します。

エアコンの穴を塞ぐ | 簡単な方法と注意点を解説

エアコンの穴を塞ぐ簡単な方法と注意点を詳しく解説

エアコンを取り外したあとに残る「エアコン穴」は、そのままにしておくとさまざまなトラブルの原因となります。

虫やホコリが入ったり、雨水が侵入したり、断熱効果が落ちることも。
エアコンの穴は、適切に塞ぐことで快適な住環境を維持できる重要ポイントです。

この記事では、エアコン穴を簡単に塞ぐ方法と注意点をわかりやすくご紹介します。

エアコンの穴を塞ぐ必要性とは

エアコンの穴を塞がずに放置すると、外気・雨水やほこりが室内に入り込むことがあります。
また、ゴキブリやムカデなどの害虫が入り込む経路にもなり、衛生面で大きなリスクとなります。

さらに穴を通じて冷暖房効率が低下し、光熱費の増加や結露の原因にもなります。
防犯の観点からも外部との隙間は極力なくすことが重要です。
こうした理由から、エアコン穴の封鎖は住まいの快適さ・安全性を高めるために欠かせない処置です。

主な塞ぎ方の種類

エアコン穴の塞ぎ方にはいくつかの方法があります。
最もよく使われるのは、「キャップ(パテキャップ)」や「穴塞ぎパテ」を利用する方法です。

また、防火・耐水性を高めたい場合には専用の塞ぎ材や板、シーリング剤を併用します。
シンプルな応急処置としては、ガムテープやビニールシートも使えますが、長期的な解決には不向きです。
それぞれの塞ぎ方には特徴や用途が異なるため、穴の大きさや設置場所に合わせて適切な方法を選びましょう。

自分でできる簡単な塞ぎ方

賃貸住宅や一時的な対策の場合、自分で穴を塞ぐにはエアコンキャップやパテが便利です。
まず、ホームセンターなどでエアコン穴用のキャップやパテを用意します。
穴の周囲をきれいに拭き、ほこりや水気を取り除きます。

キャップを穴にはめ込むか、パテを隙間ができないように詰めて密着させれば完了です。
見た目が気になる場合は、壁紙と同じ色のパテを選ぶと目立ちにくくなります。
作業自体は簡単ですが、完全に密閉することが大切です。

業者に依頼する場合のポイント

自分で塞ぐのが難しい場合や長期間使用しない場合は、専門の業者に依頼するのが安心です。
依頼時のポイントは事前に見積もりをもらい、作業内容や使う材料、アフターサービスの有無を確認することです。

特に、外壁や防水性能が求められるケースでは、業者の技術が欠かせません。
信頼できる地元業者や実績の多いリフォーム店を選ぶことで、トラブルを防ぎ、見た目にもきれいに仕上げてもらうことができます。

内側と外側、どちらも封鎖すべき理由

エアコン穴は「室内側」「屋外側」と両方に開口部があります。
どちらか一方だけを塞いでも、もう一方から虫や湿気、雨水が侵入する可能性が残ります。
内側は冷暖房効率を保つため、外側は雨風や害虫の侵入を防ぐために、それぞれ完全な封鎖が必要です。

また、屋外からの隙間は戸建て・マンション問わず意外と水分が入りやすく、結露やカビの原因にもなります。
快適・清潔・安全な空間を守るには、内外両方とも塞ぐ意識が重要です。

やってはいけないNGケース

エアコン穴塞ぎでよくあるNGは「ガムテープだけで塞ぐ」「適当な材料で内部だけ覆う」「穴内の清掃をせずにふさぐ」などです。
ガムテープは時間がたつと劣化し、剥がれたり隙間ができます。

また、不適切な材料だと結露やカビ、悪臭の原因にもなります。
不衛生なまま封鎖すると害虫が内部に残る恐れも。

さらに、穴のサイズや環境に合わない方法ではすぐに不具合が起きます。
しっかりとした専用部材・手順を守ることがトラブル予防になります。

賃貸物件の場合の注意点

賃貸物件では、原状回復義務があるため、エアコン穴の塞ぎ方に注意が必要です。
壁に傷や汚れが残らないよう、専用キャップや自着式パテなど剥がしやすい材料を使用すべきです。

また、管理会社や大家さんに事前に相談し、承諾を得てから作業に入るのがトラブルを避けるコツです。
業者に依頼する場合も管理規約に合った方法か確認しておくと安心です。
勝手な工事や跡が残る施行をすると、退去時に費用請求を受ける場合があるため注意しましょう。

費用相場とコストを抑える方法

エアコン穴を自分で塞ぐ場合、必要なキャップやパテは数百円〜2,000円程度で済みます。
業者に依頼する場合は、5,000円〜15,000円が相場です。

ただし、施工内容や現地状況により変動します。
コストを抑えるには、ホームセンターで必要な材料を自分で購入して作業したり、複数業者の見積りを比較検討することがオススメです。
簡単な作業ならDIY、綺麗な仕上がりや防水性重視なら業者依頼、と状況に応じて最適な方法を選びましょう。

まとめ|エアコン穴の封鎖で快適・安心な住環境づくり

エアコンの穴は、きちんと塞ぐことで害虫・水・ほこりの侵入を防ぎ、室内環境を快適に保つことができます。
どの方法を選ぶにしても、内外両方をしっかり塞ぎ、適切な材料を使用することが重要です。

特に賃貸物件では原状回復にも配慮しましょう。
正しい手順や注意点を押さえ、コストも考慮しつつ、安全で安心な住まいを維持してください。