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スケルトン解体とは?建物の解体技術・内装解体との違いを解説!

2022年11月30日

「売店舗を購入し居抜きで使用する予定だったが、店内改装の必要が出てきた」
「賃貸契約の終了に伴い、原状回復工事の一環でスケルトン解体が必要になった」

スケルトン解体は、リフォームや原状回復の一環で行われる解体工事の一種です。
建物を解体する技術の一つですが、内装解体や原状回復との違いがわからない方も多いでしょう。

こちらの記事ではスケルトン解体とほかの解体技術との違いや、メリットとデメリットを理解できます。
業者に依頼する際に確認すべきポイントも解説しますので、参考にしてください。

スケルトン解体とは?建物の解体技術・内装解体との違いを解説!

建物を解体する技術3種類

建物を解体する目的はさまざまです。
解体工事では、建物の明け渡しによるものなのか、リフォームによるものなのか目的により次の3種類のいずれかを使用します。

● スケルトン解体
● 内装解体
● 原状回復工事

建物の契約状況や工事の範囲により、必要な解体技術は異なります。
それぞれの解体技術について解説していきます。
3種類の解体工事の違いを説明しますので、必要な技術を見極めましょう。

①スケルトン解体

スケルトン解体の言葉自体、聞き慣れない方もいるかもしれません。
スケルトンは、建物を支える構造(柱、梁、床)を指す言葉です。

建物の解体工事の中で、内装を解体する工事の一種類として扱われます。
骨組みだけを残して、ほかの内装はすべて解体するところから名付けられました。

内装のみならず設備全体を入れ替えるときに行う解体工事です。

②内装解体

内装解体は原状回復のために行う、建物の内装を解体・撤去する工事です。
建物の壁や天井などは残して解体作業を実施します。
スケルトン解体との相違点は、建物の壁や天井を残すかどうかです。

オフィスや店舗など借りていた場所から退去するには、原状回復に努めなくてはなりません。
内装解体は原状回復工事に含まれます。

③原状回復

原状回復とは、契約し利用していた建物を、契約当初の状態に回復して戻す作業です。
内装解体は原状回復に含まれる場合が多いです。
建物の賃貸契約状況によって、原状回復の言葉は、スケルトン解体を指す場合もあります。

通常は内装解体までを行い、引き渡しします。
工事を開始する前に、解体範囲がどこまでなのかを確認しておきましょう。

スケルトン解体工事を選ぶメリット3つを解説

建物を骨組みだけ残して解体をするスケルトン解体は、どのようなメリットがあるのでしょうか。
次の3つのメリットを紹介します。

● 建物全体を解体するより費用が安くなる
● 建物を新築するスピードを早くできる
● 間取りの変更が可能になる

建物全体を解体するより費用が安くなる

建物すべてを解体するには、建物の骨組みの部分もすべて取り壊さなくてはなりません。
骨組みを解体すると、解体された廃材の中には廃棄物としての処理が必要なものも含まれます。
骨組みを残す分、産業廃棄物を処理する料金を安く済ませるのが可能です。

建物を新築するスピードを早くできる

建物をすべて解体すると新築で建立しなければならないため、基礎工事からすべて行う必要が出てきます。
さらに構造部分の解体には時間もかかるでしょう。

スケルトン解体であれば、内装部分の解体で済むので解体工事に比べて工事を早く終了できるのもメリットです。

間取りの変更が可能になる

基礎の構造部分のみ残した状態なので、新しい内装は間取りの変更も自由です。
スケルトン解体を行うと、基礎の骨組みがむき出しになるので、建物の状態をチェックできるのもメリットといえます。

複数のテナントが入っている店舗などの場合、テナント数を減らして場所を広めにするといった使い方も可能です。

スケルトン解体工事を選ぶデメリット2選

スケルトン解体工事は、費用が安くなるなどメリットの多い解体工事です。
ただ、メリットだけでなくデメリットもあります。
デメリットについて2つ紹介しますので、工事を選ぶ際の参考にしてください。

腐食や老朽化によっては解体工事が必要

いざスケルトン解体を行った際に、柱や梁などの基礎部分の腐食や老朽化が判明する場合があります。
骨組みだけの再利用が難しい場合、耐震など建物の強度の問題もあるでしょう。

その際、建物全体の補強や補修、もしくは解体して建て直しの工事を行わなくてはなりません。
予想外の対応が求められる場合もあります。

延べ床面積などにより費用が変わるケースも

工事の費用は延べ床面積や建物の種類により決められます。
同じような建物でも、延べ床面積が大きいほど解体の手間がかかるため費用も高くなります。

同様に、アスベストを使用していると、自治体によっては届出が必要です。
解体時に廃棄しなければならない産業廃棄物の分量が多いと、処理費用が加算されます。

【要チェック】スケルトン解体の依頼時に確認しよう!3つの項目

スケルトン解体工事を依頼する際に確認しておきたい3つの項目を紹介します。

● 解体費用(撤去、廃材処分、養生)が含まれているのかを確認する
● 契約内容を事前に確認する
● 解体するものと残すものを確認する

契約内容に記載されているのが原状回復工事だとしても、解体するものが何かを事前に打ち合わせしておきましょう。
スケルトン工事と書かれていても原状回復工事を意図している場合もあります。

解体するものと残しておくものが何かを、事前に念入りに打ち合わせしましょう。
工事の範囲を確認しておくと、思わぬ工事を行ってしまうリスクを軽減できます。

まとめ

スケルトン解体は、骨組みだけを残して、ほかはすべて解体する内装解体工事技法の一つです。
マンションや店舗などの退去や、建て直しするときに行います。

すべて取り壊して新しく建て替えるよりは安価ですが、内装解体に比べると費用と金額は高いのが特徴です。
契約内容によって、原状回復工事がスケルトン工事を指す場合と、骨組みは残す内装解体を指す場合があります。

賃貸契約には原状回復と記載されていても、内装解体なのかスケルトン解体なのかは、
打ち合わせでしっかり確認しましょう。