お役立ちコラム
column
解体で使用する道具とは 基本的な手順10ステップと費用相場も紹介
2022年12月22日
「解体には、どんな道具が必要なの?」
「解体ってどうやってやるの?」
「解体にかかる費用はいくら?」
家の敷地にある3坪ほどの使っていない小屋。
自分で解体したくても、必要な道具、手順、かかる費用がわからなければ、一歩踏み出せないですよね。
この記事では、次の内容をご紹介します。
● 解体道具について
● 解体手順について
● 解体費用について
ぜひ最後まで読み、自分で解体する際の参考にしてください。
解体作業で身につける道具7選|安全を第一に考えよう
解体作業の際、一番最初に考えて頂きたいのは、「安全」についてです。
そこで、ケガなく安全に作業を行うために必要な身につける道具を、7つピックアップしました。
道具 | 役割 |
ヘルメット | 落下物から頭を守る |
作業服 | 現場の危険から身体を守る |
作業用手袋 | 木材のトゲから手を守る |
安全靴 | 落下物・足元の釘から足を守る |
作業用ゴーグル | 危険物の飛散・有害物質から目を守る |
防塵マスク | 有害物質の吸い込みを防ぎ身体を守る |
工具袋 | 工具の落下を防ぎ作業をスムーズに進める |
上記の道具は、安全にスムーズに作業を進めるうえでどれも必須です。
解体作業の際、まず一番初めに揃えるべき道具といえるでしょう。
解体作業で使用する道具|初心者でもこれを揃えれば安心
解体作業で使用する道具を、次の4つのグループに分けました。
● ドライバー系の道具
● 破壊する道具
● 切断する道具
● そのほかの道具
解体作業が初めての方でも、この中から道具を揃えれば安心です。
道具について詳しくご紹介します。
ドライバー系の道具3選 | ネジ・ビスを締めたり緩めたりする際に使用
解体作業で使用するドライバー系の道具を3つピックアップしました。
● ドライバー
● 電動ドライバー
● インパクトドライバー
上記の道具は、ネジやビスを締めたり緩めたりする際に使用します。
インパクトドライバーには、ハンマーが内蔵されており、衝撃を与えながら回転します。
そのため、固く締められているネジを外す際に有効です。
破壊する道具6選 | 解体対象の破壊に使用
解体作業で、解体対象を破壊するために使用する道具を6つピックアップしました。
● ハンマー
● ネイルハンマー
● ハンドブレーカー
● タガネ
● バール
● バチ
上記の道具は、解体対象を割ったり、折ったりする際に使用します。
また、叩くと解体対象同士の結合をはずし、分解可能です。
この中でハンドブレーカーだけが電源を必要とし、コンクリートを破壊するときによく使用されます。
切断する道具11選 | 解体対象の切断に使用
解体作業で、解体対象を切断するために使用する道具を11個ピックアップしました。
● のこぎり
● サンダー
● レシプロソー
● 丸のこ
● ジグソー
● チェーンソー
● 金切りばさみ
● ニッパー
● プライヤー
● ペンチ
● カッター
上記の道具を使い、解体対象を破棄し希望の長さまで切断し、解体作業をスムーズに行います。
また、プライヤーは頭のつぶれたビスを取る際にも活躍します。
そのほかの道具6選 | 解体作業をスムーズに行うために必要
解体作業で使用する、上記以外のそのほかの道具を6つピックアップしました。
● ライト
● 脚立
● ブルーシート
● 電源ドラムリール
● 養生テープ
● レンチ
解体作業を行う際は、安全のため電気ブレーカーを落とします。
また、ライフラインを止めている場合が多いので、別の場所から電源を引っ張ってこれるドラムリールは、便利です。
上記のどれも解体作業を安全にスムーズに行うために必要です。
解体作業後の掃除道具7選|廃材の処分をきちんと行うために必要
解体作業が一通り終わったあと、現場の掃除を行います。
その際に必要な掃除道具を7つピックアップしました。
● スコップ
● 竹ぼうき
● ブロワー
● ちりとり
● ガラ袋
● 手押し車
● ハンドマグネット
解体作業終了後、床には大小さまざまな廃材が散乱します。
スコップなどで目立つ廃材を撤去したあと、小さなゴミやホコリを竹ぼうきで掃きましょう。
また、ブロワーを使用するとサッシのすき間の細かいゴミまで吹き飛ばしてくれます。
上記の道具を使用し、廃材をきちんと処分しましょう。
基本的な解体手順|解体には少なくとも10のステップが必要
基本的な解体手順をご紹介します。
解体作業には、少なくとも次の10のステップが必要になります。
1. ライフラインを止めておく
2. 必要に応じて養生シートを張る
3. 室内の家具を運び出す
4. 窓やドアなどの建具をはずす
5. 壁紙や床材などを解体する
(内装解体の場合ここで終了し9の作業へ)
6. 外壁や窓枠などの外装材をはがす
7. 屋根を解体する
8. 構造材を解体する
9. 清掃する
10. 廃材を処分する
所有する小屋などを自分で解体する際、届け出が必要な場合があります。
どのような届け出が必要なのか、解体を行う前に自治体に確認しておきましょう。
また古い建物の場合は、建材にアスベストが含まれていないか事前に調査が必要です。
建材にアスベストが含まれている場合は、適切な業者に依頼し解体をお願いしましょう。
自分で解体を行う際の費用相場は約7万円|一覧表あり
3坪(6畳・木造)の小屋を自分で解体した場合、費用はいくらかかるのか一覧表にしました。
費用項目 | 費用相場 |
解体に必要な道具代 | 約3万円 |
廃材の処分代 | 2~3万円 |
軽トラのレンタル代 | 7千円前後 |
合計 | 5.7万円~6.7万円 |
上の表からわかるように、3坪(6畳・木造)の小屋を自分で解体する際の解体費用相場は、7万円ほどになります。
そして、3坪(6畳・木造)の小屋の解体を業者に頼んだ際の費用相場は、坪単価2万円~4万円と言われています。
業者に頼むと単純計算で6~12万かかるのです。
まとめ
解体作業を自分で行うと、費用は抑えられます。
しかし、自分で行なう解体作業は、時間がかかるうえに危険も伴います。
また、解体作業には、作業着から始まりドライバーから竹ぼうきまで、さまざまな道具が必要です。
そして、今日ご紹介した解体手順の10ステップ以外にも、解体には細かい作業が多く発生します。
自分で解体を行う際は、無茶をせず適切な判断をし、自力では無理だと思ったら、すぐに作業をやめてください。
そしてその道のプロである業者に依頼しましょう。