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コンクリートガラの処分方法は?他の廃材との違いや処分費用についても解説
2023年10月13日
「コンクリートガラはどうやって処分するの?」
「そもそも他の廃材との違いは何?」
そう悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回はコンクリートガラの処分方法や、処理するための費用について解説します。
コンクリートの破片処理で悩んでいる方は、本記事をぜひ参考にしてください。
コンクリートガラとは?
コンクリートガラとはコンクリートの不要物です。
「ガラ」は建築用語の一種であり、廃材や産業廃棄物の総称になります。
建築現場でコンクリート破片が積まれた山を見た経験のある方も多いでしょう。
この山を主にコンクリートガラと呼んでいます。
コンクリートガラは産業廃棄物で処理されますが、最終的にはリサイクル可能です。
とはいえ金属破片が混ざっていたり、ガラスくずが知らずに入っていたりすると、費用が高額になる場合も。
コンクリートガラは正しい手順で処理していきましょう。
コンクリートガラとコンクリートくずの違い
コンクリートガラと似た廃材にコンクリートくずがあります。
両者は名称こそ似ているものの、根本的な意味は違うため注意しましょう。
コンクリートガラは不要になったコンクリートそのものです。
破片や壊れたかけらなどが該当します。
一方、コンクリートくずはコンクリートガラ以外の廃棄物になります。
例えば屋根の瓦や、前述した金属破片やガラスくずなどです。
いわゆる解体する上で発生した廃棄物を指すもの。
処分する上ではこの二つを明確に分ける必要があります。
コンクリートガラとアスファルトガラの違い
コンクリートくずの他にも、アスファルトガラと呼ばれる廃材も存在します。
アスファルトガラはコンクリートガラと同様に産業廃棄物として分類されます。
両者は似た材質であるため、一緒と認識している方も多いでしょう。
二つの違いはまず成分や用途が異なります。
コンクリートは白っぽい見た目であり、砂や石に水とセメントを混ぜてつくられています。
一方、アスファルトは見た目が黒く、砂や石を油で固めているものです。
産業廃棄物として処理できますが、二つの違いを把握しておいて損はありません。
コンクリートガラの処分方法
コンクリートガラを処分する際はまず業者へ依頼しましょう。
回収した業者は再利用し、リサイクル品としてうまれかわるのです。
ここからはリサイクル品誕生までの具体的な流れを解説します。
再生砕石
砕石(さいせき)はその名の通り、自然の岩石を砕いた石です。
不要になったコンクリートを小さくつぶし再利用します。
一般的に採石場でつくられるものの、工事現場でのコンクリートガラもリサイクルしているのです。
砕石は駐車場に使われたり、家庭の庭をアレンジする際に活用されたりします。
再生骨材
骨材とはあらためてコンクリートをつくるために不可欠な石です。
コンクリートはセメントを固めてつくられますが、混合物として骨材が必要になります。
セメント単体で固めると収縮してしまうもの。
骨材を一緒に混ぜると、セメントの温度上昇や収縮を防止できるのです。
再生路盤材
路盤材とは道路を舗装するために必要な石です。
砕石と同じく、アスファルトやコンクリートを砕いてリサイクルするのが一般的。
もともと砕石は砂利や路盤材の総称です。
砂利は角が丸く、形がそろっているのに対し、路盤材はその逆。
角が立って不揃いの形であるため、敷き詰めると滑りにくい路面となります。
ゆえに道路の舗装には欠かせません。
コンクリートガラの処分費用
コンクリートガラの処分費用は量・種類・形によって様々です。
ガラスや金属などの不純物が少ないケースであると、5,000~10,000円で済みます。
10,000円以下で処分できれば、金銭的負担は少ないでしょう。
一方、不純物の量が多い場合は100,000円以上かかる場合も。
不純物が多ければ、回収業者が選別の手間を掛けてしまうからです。
また、依頼する業者によっても処分費用は千差万別。
「A社では20,000円でお願いできるのに、B社では50,000円もかかる」のようなケースはよく見受けられます。
金額の他にも、サービス内容やスピード感が各社異なるのも事実です。
ストレスなく処分するためにも、処分検討時はかならず複数社へ見積りを取りましょう。
まとめ
コンクリートガラは建設現場で不要になったコンクリートの破片です。
そのまま価値がなくなるわけではなく、コンクリートガラはリサイクルされます。
具体的には砕石・骨材・路盤材などに再利用されるもの。
とはいえ正しい方法で処分しなければ、再利用されないのも事実です。
処分する際は複数社へ見積りを取り、より安く高品質なサービスを提供している業者へ依頼しましょう。